個人的なツールなどでレジストリを汚したくないために .ini を使用している.
今回個人的な ProtectT クラスを書き直してテストしているとうまく動作しない.
該当コードの単体テストではうまく通るが,ツールに組込んで動作させるとうまくいかないことがある.
コードの内容としては,共通の i_Tools.ini と AP.ini に同じ値を更新していて,それを読みだした時に値が異なっていた.
i_Tools.ini は他の AP からも読み書きしている.
タイミングによって,うまく更新できないことがある?
ProtectT の i_Tools.ini へアクセスするコードを見直して,極力書き込みを減らすようにした.
また,読み込み時,値が意図したものと異なる場合は AP.ini の方を利用する様にした.
これで今回の部分は対応できていると思うが,他の既存部分ではまだ問題がありそう.
次の様なコードで確認すると,やはり書けないことがある様子.
{
#define Sec_test _T("_test_")
#define Ent_test _T("_test_")
RI_app app ;
RI_env env ;
for (long index=0 ; index<500 ; index++) {
if (index%10 == 0) { std::tout << std::endl ; }
std::tout << index << _T("\t") ;
std::tout << app.set(Sec_test,Ent_test,index) ; std::tout << _T(" ") ;
std::tout << env.set(Sec_test,Ent_test,index) ; std::tout << _T("\t") ;
long val_a = app.get(Sec_test,Ent_test,-1) ;
long val_e = env.get(Sec_test,Ent_test,-2) ;
if (val_a != val_e) {
std::tout << std::endl ;
std::tout << val_a << _T("\t") << val_e << std::endl ;
::Sleep(1000) ;
break ;
}
::Sleep(10) ;
}
std::tout << std::endl ;
return true ;
}
env.set(…) は,内部的に ::WritePrivateProfileString を呼出していて 0 が返っている.
最初現象を簡単には再現できなかったが,エクスプローラのサムネイル表示を行っていると発生しやすい.
また,今回のテスト用 exe が止まってしまうこともあった.開いているエクスプローラをすべて閉じることで解消.
シェルエクステンションのコードの見直しが必要か?
ini への書き込み部分を次の様に変更.
// return ( ::WritePrivateProfileString(sec,ent,val,ini)==TRUE) ;
BOOL res = ::WritePrivateProfileString(sec,ent,val,ini) ;
if (!res) {
std::terr << _T("::WritePrivateProfileString ") << sec << _T(" ") << ent << _T(" ") << ::GetLastError() << std::endl ;
for (size_t index=0 ; index<10 ; index++) {
res = ::WritePrivateProfileString(sec,ent,val,ini) ;
if (res) { break ; }
::Sleep(10) ;
}
}
return (res==TRUE) ;
::GetLastError() では 32 ERROR_SHARING_VIOLATION が返ってくる.