ホーム » VC
「VC」カテゴリーアーカイブ
Windows SAC と Defender
先日から「スマートアプリコントロール」が「ON」の状態でいろいろとやっている.
VC 2022 でビルドしたもので幾つかブロックされる exe がある.
また SAC のブロックが解除されたものでも,Defender でガードされることもある.
この場合は exe が起動されて表示後,しばらくすると勝手に終了する.
同じコードを VC 2017 などでビルドするとブロックされないこともある.
それで,VirusTotal で,幾つものアンチウィルスで誤検知されている exe のみ VC 2017 でビルドしたものに差し替え.
それを msi として作成して SAC ON 環境で起動すると,ブロックされることなくインストールできた.
2D 配列の配列の ::PolyPolygon
2 年位前に書いた,2D 配列を表示するコード.
BOOL PolyPolygon (HDC hDC,const v_Vd2A& v_v2a)
{
std::vector <POINT> points ;
std::vector <int> counts ;
for (size_t index=0 ; index<v_v2a.size() ; index++) {
const Vd2A& v2a = v_v2a[index] ;
for (size_t p_index=0 ; p_index<v2a.size() ; p_index++) {
Vd2 vd2 = v2a[p_index] ;
POINT pt2 = { long(vd2.x) , long(vd2.y) } ;
points.push_back(pt2) ;
}
counts.push_back(int(v2a.size())) ;
}
return ::PolyPolygon(hDC,&points[0],&counts[0],int(counts.size())) ;
}
それ以前は,コンソール AP で DC を使うことを考えてなかった.
また最近は,コンソール AP での GDI 描画もしていなかった.
今やろうと思っていることで,個人的なコードを調べていて
{
HWND hWnd = ::GetConsoleWindow() ;
{
vv_PLF d_plf = vvplf ;
{
d_plf = ::PLF_Translate(d_plf,Vd3(200)) ;
}
::ClearWindow(hWnd) ;
HDC hDC = ::GetDC(hWnd) ;
{
v_Vd2A v_v2a = ::ToVd2A(d_plf) ;
::PolyPolygon(hDC,v_v2a) ;
}
::ReleaseDC(hWnd,hDC) ;
}
}
こんな感じで使える.
WebGL での 3D データ表示
やりたかったのは,三角形分割で正しくできたかどうか?
Vd3A v3a = ::ToVd3A(pts) ;
{
Vd3 nv = ::V3_GetNormal(v3a) ;
std::tout << nv.Length() << std::endl ;
}
{
v_Vd3A t_a = ::V3_Triangulation(v3a) ;
Vd3 n_v ;
for (size_t index=0 ; index<t_a.size() ; index++) {
Vd3A tri = t_a[index] ;
Vd3 tnv = ::V3_GetNormal(tri) ;
n_v += tnv ;
}
std::tout << n_v.Length() << std::endl ;
}
ダブルクリックで開かない
MDI exe で,ドキュメントをダブルクリックして開けないものがある.
exe が起動された後,もう一度ダブルクリックすると開ける.
VC のバージョンによる違いかと思っていたが,他にも何か条件がありそう.
VC6 exe は問題なさそう.VC12 でうまくないことはあった.VC 2022 exe は今は開けない.
いろいろやっていると開けるようになることもある.
この動作をデバッガで確認したいと思ったが…
最初 DebugBreak() を追加してみたが,うまく止められなかった.
それで,次のようにメッセージボックスを表示して停止し,デバッガからアタッチしてテストすることにした.
BOOL CGLSmthApp::InitInstance()
{
if (!AfxOleInit()) {
AfxMessageBox(_T("OLE の初期化に失敗しました。")) ;
return FALSE ;
}
#ifdef _DEBUG
// DebugBreak();
AfxMessageBox(_T("Wait")) ;
#endif
// ...
}
これでデバッグ自体はできるようにはなったが DDE の動作部分はうまくデバッグできない.
結局どうすれば良いのかはわかっていないが,DDE が動作するときに時間がかかるとうまく開けない?
error D8016 : /clr /RTC1
VC 6 で作成して VC 2022 まで順に上げた MFC プロジェクトで /clr を有効にしてビルド.
22:39 でビルドが開始されました...
1>------ ビルド開始: プロジェクト: GLSmth, 構成: Debug Win32 ------
1>cl : コマンド ライン error D8016: コマンド ライン オプション '/clr' と '/RTC1' は同時に指定できません
1>プロジェクト "GLSm143.vcxproj" のビルドが終了しました -- 失敗。
========== ビルド: 成功 0、失敗 1、最新の状態 0、スキップ 0 ==========
=========== ビルド は 22:39 で完了し、00.707 秒 掛かりました ==========
通常はプロジェクトの設定で「C/C++」-「コード生成」-「基本ランタイムチェック」で「既定」を選択すれば良い.
が,今回はそれだけではエラーのまま.
vcxproj をエディタで開いてみると EnableFastChecks という部分が存在している.
<ClCompile Include="GLSmth.cpp">
<BasicRuntimeChecks Condition="'$(Configuration)|$(Platform)'=='Debug|Win32'">EnableFastChecks</BasicRuntimeChecks>
</ClCompile>
MFC + System:: … ::ZipFile
先日から作成しているテスト exe で,ZIP に圧縮する動作を…
主要な exe では,izip.exe を呼出したり,シェルの機能を利用している.
ただ,同期のタイミングなど少し時間がかかるので,試しに直接呼出す方法に変更.
プロジェクトの設定で「共通言語ランタイム サポート (/clr)」に.
そのままビルドすると
cl : コマンド ライン error D8016: コマンド ライン オプション ‘/ZI’ と ‘/clr’ は同時に指定できません
cl : コマンド ライン error D8016: コマンド ライン オプション ‘/clr’ と ‘/Gm’ は同時に指定できません
cl : コマンド ライン error D8016: コマンド ライン オプション ‘/clr’ と ‘/RTC1’ は同時に指定できません
T:\…\zip_CLI.hxx(16,9): fatal error C1107: アセンブリ ‘System.IO.Compression.dll‘ がみつかりませんでした: /AI または LIBPATH 環境変数を使用してアセンブリ検索パスを指定してください。
L:\Document\…\ComPrj01.cpp : fatal error C1128: セクションの数がオブジェクト ファイル形式の制限を超えています: /bigobj と共にコンパイルしてください
「プログラム データベース (/Zi)」に.
/Gm と /RTC1 は「<親またはプロジェクトの既定値から継承>」に.
「追加の #using ディレクトリ」を「C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319」に.
「C/C++」-「コマンド ライン」の「追加のオプション」に「 /bigobj 」の追加.
これでビルドはできる様になったが,あまり見慣れない warning が…
ComPrj01.obj : warning LNK4248: 未解決の typeref トークン (0100001B) (‘_TREEITEM’) です。イメージを実行できません。
ComPrj01.obj : warning LNK4248: 未解決の typeref トークン (0100001F) (‘GLUtesselator’) です。イメージを実行できません。
これに関しては,ちょっとわからず.
Shell Extension のデバッグ
ここ 1ヶ月位,共通のコードを分割したり,古いままの部分を改良したりしていた.
ある程度区切りがついたので,ツール関係のプロジェクトからビルドして exe はできる様になった.
それぞれの動作チェックはこれから.
昨日新しいコードでビルドしたものに,「シェルエクステンション」のものがある.
新しいものに置き換えて PC を操作していると,エクスプローラがうまく動作しない.ダウンする.
他の exe で実行しても同様で,イベントビューアを見ると次の様になっている.
障害が発生しているアプリケーション名: DImg.exe、バージョン: 1.0.0.1、タイム スタンプ: 0x4b5822a3
障害が発生しているモジュール名: iShelExt.dll、バージョン: 1.55.2024.8、タイム スタンプ: 0x6751c1dc
例外コード: 0xc000041d
障害オフセット: 0x0004aadc
障害が発生しているプロセス ID: 0x5054
障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01db477a20d02f17
障害が発生しているアプリケーション パス: L:\Document\Develop\Debug\ShellExt\DImg\Release\DImg.exe
障害が発生しているモジュール パス: C:\Users\Public\Documents\Tools\i_Tools\Test\iShelExt.dll
レポート ID: c898b214-2c4e-4701-8c17-27d414c106fb
障害が発生しているパッケージの完全な名前:
障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID:
シェルエクステンションでの表示データを求める部分を直接呼出している単体テスト用 exe では問題ない.
これは予想通り.
「開く」ダイアログでシェルエクステンションのテストができるのでコンソール AP を作成.
https://itl.mish.work/i_Tools/Doc/blog/vc/c_sxt.zip
VC 2022 の「デバッグ」-「コマンドライン」で …\c_sxt.exe を指定.
__targv がうまくなかった.DLL の場合は NULL になる?
次の様に修正.
#ifdef _MSC_VER
{
if (G_arg.size() == 0) {
// ::reg_argv(__argc,__targv) ;
if (__targv != NULL) {
for (int index=0 ; index<__argc ; index++) {
tstring av = __targv[index] ;
G_arg.push_back(av) ;
}
}
}
}
#endif
argv envp
以前 Linux 環境で動作する .out で,コマンドラインを取得したくなり作成したコード.
Windows でもそのまま動作する様に作成したもので,予め main でグローバルな変数に argv を登録している.
#include "cmd_line.hxx"
int _tmain (int argc,TCHAR* argv[],TCHAR* envp[])
{
{
::reg_argv(argc,argv,envp) ;
}
{
::dmp_arg() ;
}
return 0 ;
}
Windows の場合は __argc と __argv が利用できるのであまり必要ない.
::GetCommandLine を使用することも可能.
コンパイル時の #define 値の表示
次の様なコードをコンパイル時に表示したくなった.
#ifdef _MSC_VER
str = _T("_MSC_VER ") + ::utot(_MSC_VER,10) ;
#endif
std::tout << str ;
以前一度使用しているが,それをもう少しいろいろと...
次の様に _CRT_STRINGIZE とすれば _MSC_VER 1941 と表示される.
#ifdef _MSC_VER
#pragma message ("_MSC_VER " _CRT_STRINGIZE(_MSC_VER) )
#endif
VC 14 以降は vcruntime.h で次の様になっている.
#define _CRT_STRINGIZE_(x) #x
#define _CRT_STRINGIZE(x) _CRT_STRINGIZE_(x)
VC6 プロジェクトのコードの移行
以前,VC 6 プロジェクトを移行する時の,設定などについて書いた.
VC6 から 2005 , 2008
VC6 から 2010 – 2019
VC6 から 2022
今回は C++ コードの変更などのまとめ.
アプリケーションクラス InitInstance の次の呼出しを削除.
#ifdef _AFXDLL
Enable3dControls();
#else
Enable3dControlsStatic();
#endif
文字や文字列を _T() で括る.
‘A’ –> _T(‘A’)
"abc" –> _T("abc")
_MBCS では問題ないコードが _UNICODE で,CString 変数のポインタが値として解釈されることがある.
その場合は LPCTSTR() で括れば良い.
str –> LPCTSTR(str)
C スタイルの文字列に関連する CString の操作方法
CString⇒LPTSTR変換
文字列操作関数の _UNICODE 対応と _s 対応.
_t で始まる関数に置き換え.また gcc などでも通る様に _tdefine.hxx を用意.
_MSC_VER により,_s 版と以前のものを切替える関数群を用意.
int を INT_PTR などに(x64 対応).
CArray::GetSize など,MFC の色々な所で int が INT_PTR に変更された.
int size = array.GetSize() ; –> INT_PTR size = array.GetSize() ;
ダイアログベースの時も同様に.
sprintf など,可変長引数を使用している部分の修正.
古いコードで使用しているだけなので,#if defined (__cplusplus_cli) で切り分けることにした.
* まだ作成途中です.
Microsoft C/C++ 2003 – 2015 の変更履歴
Visual C++ 移植およびアップグレード ガイド
リリース版 exe のデバッグ
先日の Win11 24H2 でうまくなかった現象を更に調べたことのメモ.
結論としては,InitInstance に確保される dlg のメンバ変数で初期化がされていないものがあったため.
最初リモートデバッグも考えたが,VC 8 では少し面倒なので VS 2005 をインストールした.
https://learn.microsoft.com/ja-jp/visualstudio/debugger/remote-debugging-cpp?view=vs-2022
インストールした VC 8 でビルドしたデバッグ情報付きのリリース exe でも不具合の現象は確認できた.
が,デバッグしようとすると欲しい情報の所でうまく表示されない部分があった.
そのため VS 2008 もインストールすることに.
VC 9 ではうまくデバッグできる様になった.
デバッガで追いかけると,ダイアログのメンバ変数が意図しない値になっていて,初期化されていないことがわかった.
修正自体は簡単だが,なぜ今まで…
初期化されていないことによりゴミ(不定値)が入ることはわかる.
その変数は ‘1’ 以外だとうまく通る様になっていて,それが 24H2 でたまたま ‘1’ に?
Initinstance で確保される dlg はスタックに確保される.
デバッグ版 exe では,0 でないバイト値などで埋められることが多いが,リリース exe では 0 または不定値となる.
0 はまだ使われていない状態で,不定値は確保前に呼び出された関数で使用する変数やリターンアドレスなど.
一度実行して,次の所で設定されるポインタを求め,それをメモリダンプのアドレスに入力.
m_pMainWnd = &dlg;
再度実行して InitInstance で止めた時のメモリの状態.
今回の初期化されていない変数(赤くなっている次)が,’1′ になっていることを確認できた.
MFC ダイアログに描画
MFC ダイアログ exe で GDI などでの描画を行うときは,通常「Picture Control」を使用する.
メンバ変数として CStatic を割り当てて,その変数(ウィンドウ)に対して描画する.
CWnd::GetDlgItem や ::GetDlgItem でも良い.
単体テスト用など,それほど重要でないプロジェクトでダイアログに直接描画したい時がある.
リサイズ可能なダイアログの場合,Picture Control のリサイズなども意外と面倒なため.
VC 2022 で,MFC の「ダイアログ ベース」として作成.
ダイアログの基本クラスは「CDialog」とした.
CDlgDrwDlg::OnPaint() の else 部分を次の様に変更.
{
// CDialog::OnPaint();
{
CPaintDC dc(this);
CRect rect;
GetClientRect(&rect);
rect.DeflateRect(10, 10);
dc.Rectangle(rect);
}
}
ダイアログの「プロパティ」-「透明化」は「True」の方が良さそう.
https://itl.mish.work/i_Tools/Doc/blog/vc/DlgDrw.zip
VS 2022 の更新で「問題が…」
VS の更新があったので更新すると…
「申し訳ございません。問題が発生しました」.
どうも VC ランタイムのパッケージがインストールされなかったみたい.
デバッグや通常の実行も問題はなさそう.
前回とは違い「修復」で対応しようと思ったが…
どこまでがリセットされるかわからないので「変更」で対応.
DDX_CBIndex , DDX_CBString
デバッグ用のツールを作成していて,コンボボックスを使いたくなった.
使いたかったのは「ドロップダウン リスト」で,ドロップダウン部分を常に表示した「標準」の状態.
本当はリストボックスを使えば良かったか?
VC6 の「MFC ClassWizard」で変数を追加しようとすると変数のタイプが「CString」.欲しいのは「int」.
コンボボックスのタイプを「ドロップダウン リスト」に変更すると「int」が表示され,DDX_CBIndex が追加できた.
void CSwMLGDlg::DoDataExchange(CDataExchange* pDX)
{
CDialog::DoDataExchange(pDX);
//{{AFX_DATA_MAP(CSwMLGDlg)
DDX_CBIndex(pDX, IDC_LANG_UI, m_LangUI);
DDX_CBIndex(pDX, IDC_LANG_PR, m_LangPR);
//}}AFX_DATA_MAP
}
変数追加後,コンボボックスのタイプを「標準」に変更.
コンソール AP でバージョン情報
::GetFileVersionInfo を使った FVersion.hxx が,他のコードに依存していたので整理.
次の様なコードで,コンソール AP のバージョン情報を表示できる.
#include "FVer_dmp.hxx"
int _tmain(int argc, TCHAR* argv[])
{
_tsetlocale(LC_ALL,_T("")) ;
::reg_argv(argc,argv) ;
::dmp_self_version() ;
::pause() ;
return 0 ;
}
VC6 から VC2022 への移行
VC 6 から 2022 へのアップグレードがなくなったので,手動での移行方法を試してみた.
VC6 から 2005 , 2008
VC6 から 2010 – 2019
「新しいプロジェクトの作成」で「空のプロジェクト」を選択して「次へ」
適当なプロジェクト名を付けて「作成」.
必要に応じて,VC 6 プロジェクトのファイルをコピー.
「ソリューション エクスプローラー」のプロジェクトを「右クリック」-「追加」-「既存の項目」.
cpp,h,rc を選択して「追加」.
必要に応じて「出力ディレクトリ」などの指定.
「共有 DLL で MFC を使う」に.
「_CONSOLE」を「_WINDOWS」に.
「Windows(/SUBSYSTEM:WINDOWS)」に.
ヘッダーファイルを追加していないと「クラス ウィザード」がうまく機能しない.
以下は,正しく設定されていない場合のエラー.
C:\...\afx.h(24,1): error C1189: #error: Building MFC application with /MD[d] (CRT dll version) requires MFC shared dll version. Please #define _AFXDLL or do not use /MD[d]
「スタティック ライブラリで MFC を使用する」または「共有 DLL で MFC を使う」に.
libcmtd.lib(exe_main.obj) : error LNK2019: 未解決の外部シンボル _main が関数 "int __cdecl invoke_main(void)" (?invoke_main@@YAHXZ) で参照されました
「Windows (/SUBSYSTEM:WINDOWS)」に.
クラス ウィザードで CAboutDlg のみ.
ソリューションに *.h を追加する.
* 他の動作はまだ確認中です.
「バージョン情報」ダイアログ
バージョンリソースを読み込み「バージョン情報」ダイアログの表示で使用するコード.
IDD_ABOUTBOX の IDC_STATIC を IDC_FV_DESCRIPTION_VERSION と IDC_FV_LEGAL_COPYRIGHT に変更.
???Dlg.cpp で次をインクルード.
#include "FVerDlg.hxx"
#include "i_trace.hxx"
次の様に OnInitDialog に ::SetAboutFileVer を追加.
BOOL CAboutDlg::OnInitDialog()
{
CDialog::OnInitDialog();
::SetAboutFileVer(this->GetSafeHwnd()) ;
return TRUE;
}
warning C4786
VC 6 でビルドしているとよく出力される C4786 .
--------------------Configuration: T_prm_c - Win32 Debug--------------------
Compiling...
T_prm_c.cpp
c:\program files (x86)\microsoft visual studio\vc98\include\utility(21) : warning C4786: 'std::pair<std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> > const *,std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> > con
st *>::pair<std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> > const *,std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> > const *>' : identifier was truncated to '255' characters in the debug information
Linking...
T_prm_c.exe - 0 error(s), 1 warning(s)
最初の頃は場所が限定てきていたので #pragma warning (… : 4786 ) で切り替えていた.
がそのうち,プロジェクトによっては StdAfx.h で対応する様になった.
古くからのプロジェクトで,直接はこれらの対応を行っていない(共通のヘッダでの対応)プロジェクトが幾つもある.
コンパイル単位ではほとんど C4786 は出力されないが,一部のソースで出力され,また限定できたのでそのメモ.
--------------------Configuration: BlockIn - Win32 Debug--------------------
Compiling...
SMastSel.cpp
c:\program files (x86)\microsoft visual studio\vc98\mfc\include\afxtempl.h(63) : warning C4786: 'std::vector<std::vector<std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> >,std::allocator<std::basic_string<char,std::char_traits<char
>,std::allocator<char> > > >,std::allocator<std::vector<std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> >,std::allocator<std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> > > > > >' : identifier was truncated to '
255' characters in the debug information
SMastSel.obj - 0 error(s), 1 warning(s)
ソースに #pragma warning (disable : 4786 ) を追加して,更にそのヘッダがインクルードしているものをソースに追加.
これで AfxTempl.h をインクルードしているヘッダファイルが限定できた.
iostream を使用している場合も,その前に disable : C4786 が必要みたいだが,その場合は簡単には見つけられない?
他には fstream ,string .
::ShellExecute
「インデックスのオプション」を開くために ::ShellExecute などから開けないかと…
検索するとコマンドプロンプトなどで「control.exe /name Microsoft.IndexingOptions」とすれば良いことがわかった.
この動作の cpp のコード.
CString Error_FormatMessage(const DWORD error)
{
CString message ;
LPVOID lpMessageBuffer = NULL ;
if (::FormatMessage(FORMAT_MESSAGE_ALLOCATE_BUFFER | FORMAT_MESSAGE_FROM_SYSTEM,
NULL,error,MAKELANGID(LANG_NEUTRAL,SUBLANG_DEFAULT),
(LPTSTR)&lpMessageBuffer,0,NULL)) {
message = LPTSTR(lpMessageBuffer) ;
::LocalFree(lpMessageBuffer) ;
}
return message ;
}
void CShellEDlg::OnExecute()
{
UpdateData(TRUE) ;
HINSTANCE hInst = ::ShellExecute(this->GetSafeHwnd(),m_StrOper,m_StrFile,m_StrPara,NULL,SW_SHOW) ;
if (UINT64(hInst) > 32) { return ; }
DWORD error = ::GetLastError() ;
CString str ;
{
str.Format(_T("%d\r\n%d"),DWORD(hInst),error) ;
str += _T(" ") + ::Error_FormatMessage(error) ;
str += _T("\r\n") + m_StrOper ;
str += _T("\r\n") + m_StrFile ;
str += _T("\r\n") + m_StrPara ;
}
AfxMessageBox(str) ;
}
VC6 から VC2019 への移行
今回は VC 6 ds? の VC 2019 への更新.
VS 2022 では,VC 6 からのアップグレードがなくなった.
VS 2019 で dsw を開き 2019 に更新.
設定は VC 8 の時の手順とほとんど変わらない(設定値が微妙に異なる部分あり).
出力ディレクトリなどを「c:\Temp\…\$(ProjectName)\$(Configuration).142\」に.
「文字セット」を「Unicode 文字セットを使用する」に.
「プリコンパイル済み…」を「$(IntDir)$(TargetName).pch」に.
「C/C++」の「出力ファイル」を「$(IntDir)」に.
「リンカ」の「出力ファイル」を「$(OutDir)$(ProjectName).exe」に.
「ブラウザ情報」の「出力ファイル」を「$(OutDir)$(ProjectName).bsc」に.
そのままビルドすると,デバッグ版では D8016 エラーになる.
「C/C++」-「すべてのオプション」の「関数レベルでリンクする」をブランクに.
https://itl.mish.work/i_Tools/Doc/blog/migrate/Test0526.zip
2024/07/30
VC 6 から VC 2022 への移行
2024/08/21
VC 2010 などでも同じように指定することで移行が可能なことを確認.
VC 6 プロジェクトの移行
今更の内容ではあるが,VC 6 プロジェクトを VC 8 などに移行する手順のまとめ.
私の場合,VC 6 からプロジェクトを作成して VC 2017 などでビルドした exe をリリースすることが多い.
他にも,コードの単体テストのためにコンソール AP を作成する時も VC 6 がお手軽.
Win11 でも MFC42*.dll などは入っているので,テストも exe をコピーすれば可能となる.
以前は VC 7 なども対象としていたが,関係するプロジェクトで必要がなくなり,今は使っていない.
また VC 7 形式を通すと vcproj を直接編集しないといけない状態になることがある.
プロジェクトのバックアップをしやすい様に exe などの出力先は,別の所を指定している.
VC 6 で MDI プロジェクトとして作成.プロジェクト名はなるべく 5 文字以下にしている.
出力ディレクトリを変更.この時 VC のバージョンごとに出力先を分けている.
C:.
└─Test
├─Debug.060
├─Debug.080
├─Release.060
└─Release.080
VC 8 で Test.dsw を開く.
文字セットを「Unicode 文字セットを使用する」に.
出力ディレクトリなどを「c:\Temp\…\$(ProjectName)\$(ConfigurationName).080」に.
「プリコンパイル済み…」を「$(IntDir)/$(TargetName).pch」に.
「C/C++」の「出力ファイル」を「$(IntDir)/」に.
「リンカ」の「出力ファイル」を「$(OutDir)/$(ProjectName).exe」に.
「プログラム データベース…」を「$(OutDir)/$(ProjectName).pdb」に.
「ブラウザ情報」の「出力ファイル」を「$(OutDir)/$(ProjectName).bsc」に.
ツリーに「MIDL」が表示されている場合は「タイプライブラリ」を「$(IntDir)/$(ProjectName).tlb」に変更.
必要に応じて,それぞれの「コマンド ライン」で 060 のままの所がないか確認.
ビルドすると次のワーニングになる.
1>------ ビルド開始: プロジェクト: Test, 構成: Debug Win32 ------
1>コンパイルしています...
1>Test.cpp
1>o:\document\vc_test\migrate\test\test.cpp(61) : warning C4996: 'CWinApp::Enable3dControls': CWinApp::Enable3dControls is no longer needed. You should remove this call.
1> c:\program files (x86)\microsoft visual studio 8\vc\atlmfc\include\afxwin.h(4477) : 'CWinApp::Enable3dControls' の宣言を確認してください。
1>リンクしています...
1>マニフェストを埋め込んでいます...
1>Test - エラー 0、警告 1
========== ビルド: 1 正常終了、0 失敗、0 更新、0 スキップ ==========
削除,または次の様に修正する.
#if(_MFC_VER >= 0x0700)
#else
#ifdef _AFXDLL
Enable3dControls(); // 共有 DLL 内で MFC を使う場合はここをコールしてください。
#else
Enable3dControlsStatic(); // MFC と静的にリンクする場合はここをコールしてください。
#endif
#endif
個人的によく変更する設定として
「C/C++」-「言語」-「OpenMP サポート」を「はい」に.
「リンカ」-「システム」-「大きい…アドレス」を「2GBを超える…サポートする」に.
Test.sln と Test.vcproj を Test_80.sln と Test_80.vcproj としてコピー.
Test_80.sln をエディタで開いて,Test_80.vcproj に.
vC 9 以降に更新する場合は Test.sln を開く.
出力ディレクトリなどを「c:\Temp\…\$(ProjectName)\$(ConfigurationName).090」などに.
VC 8 の時と同様に
Test.sln と Test.vcproj を Test_90.sln と Test_90.vcproj としてコピー.
Test_90.sln をエディタで開いて,Test_90.vcproj に.
vcproj になっていれば VC 10 以降も同様に変換できる(VC 10 以降は vcxproj).
VC 6 dsp の場合 VC6 から VC2019 への移行 VC6 から VC2022 への移行
vcproj をエディタで開くと TypeLibraryName が c:\Temp\…\Test\Debug.060/Test.tlb として残っている.
そのままでも問題はなさそうだが,修正するとすれば $(IntDir)/$(ProjectName).tlb か.
https://itl.mish.work/i_Tools/Doc/blog/migrate/Test0520.zip
2024/07/26
VC 10 以降でビルドした MDI.exe で「引数が正しくありません。」となることがある.
対応方法は InitInstance に AfxOleInit() の呼出しを追加する.