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CMutex の使用でデッドロック?

何年も前(2015/11?)からなのかもしれないが,
今の PC になってから作成した exe が起動時やサムネイルの表示などで停止する現象が時々発生している.
「ファイル更新監視」が停止
発生する頻度が低いのと,現象が絞り切れていなかったのでそのままになっていた.


今日,デバッグしていると exe が起動しない.
その時までに起動済みのものは動作しているが,止まってしまうものもあり.
以前この現象が発生した時は再起動することで回避したが,今回はもう少し調べてみることにした.


デバッガで追いかけると CMutex の Lock(INFINITE) で戻って来ない
CMutex Lock(INFINITE) で戻って来ない
使用している所は次の様な感じ.

{
	_MutexS_  mt(FALSE,_T("DocIB::GetBitmap")) ;
	MutexS    m(&mt) ;
	{
	//	共有のリソースに対する操作
		}
	}

通常の動作では Unlock されないことがある様には思えないが…
デバッガを使っていて Lock 中に exe を強制終了してしまったか?

_MutexS_	UseGdiPlus::ME(FALSE,_T("UseGdiPlus::GP_Token")) ;

{
	MutexS	me(&ME) ;
	if (IsInitialized())	{
		//	...
		}
	//	..
	}

いい修正方法が思い浮かばないので,とりあえずメモ.


2021/02/19
その後いろいろと検索して調べたが,通常の動作ではロックされたままとなることはなさそう.
https://docs.microsoft.com/ja-jp/dotnet/standard/threading/mutexes


表示されてはないが起動したままの exe があるかと思い,タスクバーを見たが特になさそう.
昨日,わかっているものの幾つかは「タスクの終了」で終わらせている.
そうなるとロックされている Mutex は,自前のシェルエクステンションと思われる.
「タスクバー」に表示されている「エクスプローラ」は終了させたが,まだ誰かがロックしている.
画面には表示されていない explorer.exe が幾つかか存在したので,すべて終わらせた.
これでロックされた Mutex は解放されたみたい.


今度は,デバッガを使用してうまく起動しなかった exe をいろいろ試すことに.
デバッガで Lock した直後にブレイクポイントを設定して停止.
当然であるが他の exe を起動すると Lock の所で止まってしまう.
デバッガで Unlock の後まで実行すると,他の exe も止まっていた所から動き出す.


デバッガで Lock した直後に停止させて,他の exe を起動.
デバッガで「デバッガの停止」してみる(Unlock していない)と,他の exe が動き出す.


これらの動作を見ると,使い方としてはそれ程間違ってはなさそう.
コードを追いかける限りでは,「マズい」所がわからない.
複数のプロセスから呼ばれた時に意図しないタイミングとなってしまう所があるのか?
ある程度はっきりしたのは,自前のシェルエクステンションの GDIPlus 関係の時の Lock で止まっていること.

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