MFC コントロールのサブクラス化
今まで CWnd::SubclassDlgItem を使ってきたが,DDX_Control も同じ様なことをしているのではと思い調べてみた.
リストボックスをサブクラス化した時の OnInitDialog でのコード.
{ m_CtrlListFolder.SubclassDlgItem(IDC_LIST_FOLDER,this) ; m_CtrlListFolder.Init() ; m_CtrlListFolder.ResetContent() ; m_CtrlListFolder.SetItemHeight(30) ; }
IDC_LIST_FOLDER は,オーナードローリストボックス.
Inside Visual C++ や MFC による Windows 95 プログラミング を参考にしたと思う.
MFC のバージョンが上がると少しずつ変更が加わっている.
ソースは DlgData.cpp .VC 11 からは WinCore2.cpp .
MFC のソースは難しい.
かなり前の MSDN で次の内容を見つけた.
[MSVC] MFC を使用しての動的サブクラス化
DDX_Control でもいけそうな気もするが,…
C++ 継承でのエラー C2660
元々一つのクラスとしていたが,それを分割した時のエラー対応のメモ.
bool D_Image::Draw (HDC hdc,const RECT rect) { if (GetDocPath().empty()) { return false ; } { if (::Path_GetExtLow(GetDocPath()) == _T("emf")) { return E_MetaF::Play(hdc,GetDocPath().c_str(),rect) ; } } if (HBMP == NULL && HICN == NULL) { // ... } if (HBMP != NULL) { return ::Bitmap_Draw(hdc,rect,HBMP) ; } else if (HICN != NULL) { return ::Icon_Draw (hdc,rect,HICN) ; } return false ; } bool D_Image::Draw (HWND hwnd) { if (GetDocPath().empty()) { return false ; } if (hwnd == NULL) { return false ; } RECT rect = { 0 } ; ::GetClientRect(hwnd,&rect) ; bool result = false ; { HDC hdc = ::GetDC(hwnd) ; result = Draw(hdc,rect) ; ::ReleaseDC(hwnd,hdc) ; } return result ; }
この E_MetaF::Play の部分を分離.
class D_I_E : public D_Image { public: virtual bool Draw (HDC hdc,const RECT rect) { if (GetDocPath().empty()) { return false ; } { if (::Path_GetExtLow(GetDocPath()) == _T("emf")) { return E_MetaF::Play(hdc,GetDocPath().c_str(),rect) ; } } return D_Image::Draw(hdc,rect) ; } } ;
この状態で変数の宣言を D_I_E として呼び出している所でエラー.
Sel_doc.Draw(this->GetSafeHwnd()) ; // Sel_doc.D_Image::Draw(this->GetSafeHwnd()) ;
--------------------構成: T_DImage - Win32 Debug-------------------- コンパイル中... T_DI_Dlg.cpp \\TestXP\Documents\Develop\VC_Test\Test\etc\EnhMetaF\T_DImage\T_DI_Dlg.cpp(186) : error C2660: 'Draw' : 関数が不正な 1 個の実引数をともなって呼び出されました。 cl.exe の実行エラー T_DImage.exe - エラー 1、警告 0
下の様に修飾すれば通る.
また,D_I_E の関数として次のものを用意すれば D_Image:: の様に修飾しなくても大丈夫.
virtual bool Draw (HWND hwnd) { return D_Image::Draw(hwnd) ; }
構造体の初期化
幾つかの Windows API を呼び出す所を書き換えていて,
RECT や POINT の構造体の初期化で色々と気になり少し調べたことのまとめ.
class として書く場合は,コンストラクタで初期化しているので意識しない.
struct Vector2 { // Vector2 () {} Vector2 (T v=0) : x(v), y(v) {} Vector2 (T x, T y) : x(x), y(y) {} // ... T x ; T y ; } ;
MFC を使用している時も同様.
CRect rect(0,0,0,0) ;
他の Win32 の構造体だと
MEMORYSTATUSEX memStat ; memset(&memStat,0,sizeof(MEMORYSTATUSEX)) ; memStat.dwLength= sizeof(MEMORYSTATUSEX) ; ::GlobalMemoryStatusEx(&memStat) ;
Windows では ::ZeroMemory を使っていることもあり.
#define ZeroMemory(pb,cb) memset((pb),0,(cb))
これまで RECT を 0 にする場合,次の様にも書いていた.
RECT rect = { 0,0,0,0 } ;
次の様に省略する方法もあるのは知っていたがあまり使っていない.
RECT rect = { 0 } ;
K & R 2nd の A8.7 に書かれている.
Web で検索すると ” RECT rect = { } ; ” の様な記述もあったが,これはどうかと…
構造体のコピーや戻り値は悩む所.
RECT の様な単純な構造では特に問題ないと思う.
XML などのツリー構造の場合はデータにより時間がかかるので注意が必要.
2020/10/13
次の様なコードで動作 を確認.
struct strct_c { i__8 i1 ; i_32 i4 ; i_16 i2 ; i_64 i8 ; } ; bool test_struct (void) { strct_a sa_rn ; strct_b sb_rn ; strct_c sc_rn ; strct_a sa_f0 = {1,2,3,4} ; strct_b sb_f0 = {1,2,3,4} ; strct_c sc_f0 = {1,2,3,4} ; strct_a sa__0 = {0} ; strct_b sb__0 = {0} ; strct_c sc__0 = {0} ; strct_a sa_m0 ; memset(&sa_m0,0,sizeof(sa_m0)) ; strct_b sb_m0 ; memset(&sb_m0,0,sizeof(sb_m0)) ; strct_c sc_m0 ; memset(&sc_m0,0,sizeof(sc_m0)) ; ::dump_mem(&sc_rn,sizeof(sc_rn)) ; ::dump_mem(&sc_f0,sizeof(sc_f0)) ; ::dump_mem(&sc__0,sizeof(sc__0)) ; ::dump_mem(&sc_m0,sizeof(sc_m0)) ; return true ; }
TS-253D 再セットアップ – 6
今日 QTS を起動すると,更新版があると表示が…
メッセージに従い操作すると何故か更新できない.
Qfinder やスマートフォンから操作しても更新できない.
他にも,先日から Ubuntu Linux Station の更新がうまくできなくなっている.
これらがうまく機能しなくなったのは先週くらい?から.
閉じた LAN 用にスイッチングハブを追加してそこに接続したのが影響している?
試しに LAN ケーブルを外して更新すると通った.
同様に Ubuntu Linux Station も更新できた.
2020/10/05
記事を書いた時は設定場所がわからなかった.
「ネットワーク」-「インターフェース」の中に「システムの既定のゲートウェイ」がある.
開いた設定画面で LAN 1 に設定.
2020/11/08
先日また QTS の更新版があり更新してみたが…
「システムの既定のゲートウェイ」の設定だけでは回避できないのか?それとも設定が違う?
結局ケーブルを抜いて更新した.