DDX_CBIndex , DDX_CBString
デバッグ用のツールを作成していて,コンボボックスを使いたくなった.
使いたかったのは「ドロップダウン リスト」で,ドロップダウン部分を常に表示した「標準」の状態.
本当はリストボックスを使えば良かったか?
VC6 の「MFC ClassWizard」で変数を追加しようとすると変数のタイプが「CString」.欲しいのは「int」.
コンボボックスのタイプを「ドロップダウン リスト」に変更すると「int」が表示され,DDX_CBIndex が追加できた.
void CSwMLGDlg::DoDataExchange(CDataExchange* pDX)
{
CDialog::DoDataExchange(pDX);
//{{AFX_DATA_MAP(CSwMLGDlg)
DDX_CBIndex(pDX, IDC_LANG_UI, m_LangUI);
DDX_CBIndex(pDX, IDC_LANG_PR, m_LangPR);
//}}AFX_DATA_MAP
}
変数追加後,コンボボックスのタイプを「標準」に変更.
TM103M4 入手
休日など PC を起動するまでもない作業の目的で Android タブレット TM103M4V1 を入手.
他にも NAS に保存した動画が見られれば良いと思っていたが,これは限定的なものとなってしまった.
moto g13 と同様で,BS 放送を DR モードで録画したものがうまく見られない.地デジ放送のものであれば OK .
moto g8 power lite ではうまく見られるので,端末と REC-ON App との相性の問題か?
今回は,スマートフォンなどの情報は引き継がないで設定した.
Google アカウントによるのか,Chrome にはいろいろな情報が引き継がれる.
アプリの作り方によるものと思うが,スマートフォンでは少し面倒と思う部分が幾つか解消されている(PC に近い?).
WebGL 関係の動作として,Three.js はうまく動作しているが SceneJS の方はうまく表示されない.
「ダークモード」で使い始めたが,明るい色が背景前提のアプリがまだまだ多い気がする.
また,このブログもそうだが,ブラウザで見る時明るすぎるため目が疲れる?
スマートフォンのロック解除では「指紋認証」を長く使っているので,ロック解除が意外と面倒に感じる.
表示が消えた状態で,電源ボタンを押して表示させようとして,反応が悪い時や表示できないことがあった.
10 秒以上押しての「強制的な再起動」で対応した.
表示できないことは何度かあり.また,時間を置くと同じ操作で表示されることもあり.
私の使い方であれば,バッテリは 3 日位持ちそう.
同時に注文したキーボード付きのケースが到着.
タブレットを装着して,キーボードもうまくケースに収まるかと思ったが,そうではなかった.
持ち運びを考えると,キーボードがケースに固定できないので使い勝手は良くない.
キーボードに関して,英語と中国語で書かれたものが入っている.
内容は,Bluetooth 接続のキーボードを使ったことがあれば誰もが知っている程度のもの.
Android ,Windows ,iOS の表記があるので接続先を変えられそうだがよくわからない.
キーボード単体としては次のものが近いと思われる.
VirusTotal 誤検知 trojan
以前よりは良くなった気もするが…
Avast Win32:Evo-gen [Trj]
AVG Win32:Evo-gen [Trj]
GData Win32.Trojan.Agent.8G1FEV
Ikarus Trojan-Spy.Evo
MaxSecure Trojan.Malware.121218.susgen
Skyhigh (SWG) GenericRXWN-PP!3F53C2B1E9DD
Trellix (ENS) Artemis!E2A95C89EB37
以前 VC 2017 などでビルドしたものは誤検知も少なかったと思うが,最近はそうでもない?
今年の初め位から誤検出が増えた気がする.
個人的なツールはほとんど問題ないが,一度誤検知されるとその後いろいろと面倒.
以前 McAfee に報告したが,その時は半年近くかかった.
コンソール AP でバージョン情報
::GetFileVersionInfo を使った FVersion.hxx が,他のコードに依存していたので整理.
次の様なコードで,コンソール AP のバージョン情報を表示できる.
#include "FVer_dmp.hxx"
int _tmain(int argc, TCHAR* argv[])
{
_tsetlocale(LC_ALL,_T("")) ;
::reg_argv(argc,argv) ;
::dmp_self_version() ;
::pause() ;
return 0 ;
}
VC6 から VC2022 への移行
VC 6 から 2022 へのアップグレードがなくなったので,手動での移行方法を試してみた.
VC6 から 2005 , 2008
VC6 から 2010 – 2019
「新しいプロジェクトの作成」で「空のプロジェクト」を選択して「次へ」
適当なプロジェクト名を付けて「作成」.
必要に応じて,VC 6 プロジェクトのファイルをコピー.
「ソリューション エクスプローラー」のプロジェクトを「右クリック」-「追加」-「既存の項目」.
cpp,h,rc を選択して「追加」.
必要に応じて「出力ディレクトリ」などの指定.
「共有 DLL で MFC を使う」に.
「_CONSOLE」を「_WINDOWS」に.
「Windows(/SUBSYSTEM:WINDOWS)」に.
ヘッダーファイルを追加していないと「クラス ウィザード」がうまく機能しない.
以下は,正しく設定されていない場合のエラー.
C:\...\afx.h(24,1): error C1189: #error: Building MFC application with /MD[d] (CRT dll version) requires MFC shared dll version. Please #define _AFXDLL or do not use /MD[d]
「スタティック ライブラリで MFC を使用する」または「共有 DLL で MFC を使う」に.
libcmtd.lib(exe_main.obj) : error LNK2019: 未解決の外部シンボル _main が関数 "int __cdecl invoke_main(void)" (?invoke_main@@YAHXZ) で参照されました
「Windows (/SUBSYSTEM:WINDOWS)」に.
クラス ウィザードで CAboutDlg のみ.
ソリューションに *.h を追加する.
* 他の動作はまだ確認中です.
「バージョン情報」ダイアログ
バージョンリソースを読み込み「バージョン情報」ダイアログの表示で使用するコード.
IDD_ABOUTBOX の IDC_STATIC を IDC_FV_DESCRIPTION_VERSION と IDC_FV_LEGAL_COPYRIGHT に変更.
???Dlg.cpp で次をインクルード.
#include "FVerDlg.hxx"
#include "i_trace.hxx"
次の様に OnInitDialog に ::SetAboutFileVer を追加.
BOOL CAboutDlg::OnInitDialog()
{
CDialog::OnInitDialog();
::SetAboutFileVer(this->GetSafeHwnd()) ;
return TRUE;
}
¥¥(コンピュータ名) を開く
\\(ComputerName) を開きたいと思い,次の様なコードを書いた.
{
tstring self_name = _T("\\\\") + ::GetComputerName() + _T("\\") ;
S_Exec se ;
se.SetFile(self_name.c_str()) ;
se.Execute() ;
}
これはこれでうまく動作するが,それを perplexity に問い合わせると
#include <windows.h>
#include <shellapi.h>
int main()
{
TCHAR computerName[MAX_COMPUTERNAME_LENGTH + 1];
DWORD size = sizeof(computerName) / sizeof(computerName[0]);
// コンピューター名を取得
if (GetComputerName(computerName, &size))
{
// ネットワークパスを構築
TCHAR networkPath[MAX_PATH];
wsprintf(networkPath, TEXT("\\\\%s"), computerName);
// ShellExecuteを使用してエクスプローラーを起動
ShellExecute(NULL, TEXT("open"), TEXT("explorer.exe"), networkPath, NULL, SW_SHOWNORMAL);
}
return 0;
}
そのままで動作するコードが表示されている.
コンソール AP のアイコン
以前,コンソール AP にアイコンなどのリソースを追加する方法はいろいろとやった.
それを今回,動作時にアイコンを変更できないかと…
最初 Copilot で問合わせたがうまい情報は引っ掛からなかった.
それで今度は最近利用し始めた perplexity で…
「Windows cpp で コンソール AP のアイコンを指定する方法と動的に変更する方法」と入力.
kernel32 にある SetConsoleIcon が使えるらしい.
それで次の様なコードを書いてみたが…
BOOL WINAPI SetConsoleIcon(HICON hIcon)
{
typedef BOOL (WINAPI *SetConsoleIconFn)(HICON);
static SetConsoleIconFn setConsoleIcon = NULL;
if (setConsoleIcon == NULL)
{
HMODULE hKernel32 = GetModuleHandleA("kernel32.dll");
if (hKernel32 == NULL) return FALSE;
setConsoleIcon = (SetConsoleIconFn)GetProcAddress(hKernel32, "SetConsoleIcon");
if (setConsoleIcon == NULL) return FALSE;
}
return setConsoleIcon(hIcon);
}
bool test (c_tstring& str)
{
std::terr << str << std::endl ;
::pause(10) ;
HICON hIcn2 = ::LoadIcon(::GetModuleHandle(NULL), MAKEINTRESOURCE(IDI_ICON2)) ;
HICON hIcn3 = ::LoadIcon(::GetModuleHandle(NULL), MAKEINTRESOURCE(IDI_ICON3)) ;
{
HWND hWnd = ::GetConsoleWindow() ;
::SendMessage(hWnd,WM_SETICON,TRUE, (LPARAM)hIcn2) ;
::SendMessage(hWnd,WM_SETICON,FALSE,(LPARAM)hIcn2) ;
}
::pause(20) ;
{
SetConsoleIcon(hIcn3) ;
}
::pause(30) ;
return true ;
}
Win7 や 8.1 ではうまく変更できたが,Win10 や 11 では変更できなかった.
FBX SDK 2020.3.7
FBX SDK のダウンロードページを見ると 2020.3.7 があった.
インストールしてみると,今までと lib 以下が異なる.
2020.3.4 までは VS のバージョンでわかれていたのに,今回は lib\x64\debug\ などになっている.
ビルドしてのテストなどはまた今度落ち着いた時に …
設定などは次の所に書いています.
https://jml.mish.work/index.php/cpp/fbx-sdk-setting.html
FBX Review は exe が置いてあった.
Autodesk FBX Review – Windows 64 Bit
QNAP AI Core 3.4.1
先日から QNAP NAS のパッケージのアップデートがある.
幾つかは問題なく更新できるのに AI Core 3.4.0 のみが更新に失敗する.
今までは特に問題なく更新できていた(関連するものは自動で更新されていた)のに…
イベントログを見ると,次の様になっている.
エラー 2024-06-29 18:35:45 Iwao 192.168.1.xx Qmanager Qmanager/2... App Center App Installation [App Center] Failed to install QuMagieCore. You must first install container-station.
エラー 2024-07-09 15:58:59 Iwao 192.168.1.xx Web Desktop Mozilla/5.0 App Center App Installation [App Center] Failed to install QuMagieCore. You must first install container-station.
どうも Container Station を先に更新しないといけないみたい.
Container Station を更新してから AI Core の更新でうまくいった.
warning C4786
VC 6 でビルドしているとよく出力される C4786 .
--------------------Configuration: T_prm_c - Win32 Debug--------------------
Compiling...
T_prm_c.cpp
c:\program files (x86)\microsoft visual studio\vc98\include\utility(21) : warning C4786: 'std::pair<std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> > const *,std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> > con
st *>::pair<std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> > const *,std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> > const *>' : identifier was truncated to '255' characters in the debug information
Linking...
T_prm_c.exe - 0 error(s), 1 warning(s)
最初の頃は場所が限定てきていたので #pragma warning (… : 4786 ) で切り替えていた.
がそのうち,プロジェクトによっては StdAfx.h で対応する様になった.
古くからのプロジェクトで,直接はこれらの対応を行っていない(共通のヘッダでの対応)プロジェクトが幾つもある.
コンパイル単位ではほとんど C4786 は出力されないが,一部のソースで出力され,また限定できたのでそのメモ.
--------------------Configuration: BlockIn - Win32 Debug--------------------
Compiling...
SMastSel.cpp
c:\program files (x86)\microsoft visual studio\vc98\mfc\include\afxtempl.h(63) : warning C4786: 'std::vector<std::vector<std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> >,std::allocator<std::basic_string<char,std::char_traits<char
>,std::allocator<char> > > >,std::allocator<std::vector<std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> >,std::allocator<std::basic_string<char,std::char_traits<char>,std::allocator<char> > > > > >' : identifier was truncated to '
255' characters in the debug information
SMastSel.obj - 0 error(s), 1 warning(s)
ソースに #pragma warning (disable : 4786 ) を追加して,更にそのヘッダがインクルードしているものをソースに追加.
これで AfxTempl.h をインクルードしているヘッダファイルが限定できた.
iostream を使用している場合も,その前に disable : C4786 が必要みたいだが,その場合は簡単には見つけられない?
他には fstream ,string .
robocopy エラー 87
IO DATA SSPA-USC500K が手に入ったので,テストを兼ねてソースなどをバックアップ.
自前の「ディレクトリ以下のコピー」ツールでコピーしていると…
100% 新しいファイル 1300 Vxx_P_A_.hxx
2024/06/23 15:44:41 エラー 87 (0x00000057) ファイル属性を変更しています \\DS220\Public\Document\Develop\_.SRC\__Iwao\P_A_gnsa.hxx
パラメーターが間違っています。
5 秒間待機しています... 再試行しています...
全てのファイルがこの様になるわけではない.
原因は,恐らくコピー先が exFAT のため?
ちゃんと調べたわけではないが,更新日時が古い(最近編集していない)ファイルでエラーになる模様.
これらのファイルは,昔 NT サーバなどで管理していたものを NAS に移して運用している.
その後,その NAS 上のものを編集する様になり,更新したものはエラーにはなっていない?
コピーはできているのと,同じコマンドの再実行ではエラーにはならないのでこのままとする.
エラーになったファイルは「作成日時」と「アクセス日時」がコピーしたタイミングに更新されてしまっている.
2024/07/10
改めて調べてみると,コピー元のアクセス日時が正しくない.
::ShellExecute
「インデックスのオプション」を開くために ::ShellExecute などから開けないかと…
検索するとコマンドプロンプトなどで「control.exe /name Microsoft.IndexingOptions」とすれば良いことがわかった.
この動作の cpp のコード.
CString Error_FormatMessage(const DWORD error)
{
CString message ;
LPVOID lpMessageBuffer = NULL ;
if (::FormatMessage(FORMAT_MESSAGE_ALLOCATE_BUFFER | FORMAT_MESSAGE_FROM_SYSTEM,
NULL,error,MAKELANGID(LANG_NEUTRAL,SUBLANG_DEFAULT),
(LPTSTR)&lpMessageBuffer,0,NULL)) {
message = LPTSTR(lpMessageBuffer) ;
::LocalFree(lpMessageBuffer) ;
}
return message ;
}
void CShellEDlg::OnExecute()
{
UpdateData(TRUE) ;
HINSTANCE hInst = ::ShellExecute(this->GetSafeHwnd(),m_StrOper,m_StrFile,m_StrPara,NULL,SW_SHOW) ;
if (UINT64(hInst) > 32) { return ; }
DWORD error = ::GetLastError() ;
CString str ;
{
str.Format(_T("%d\r\n%d"),DWORD(hInst),error) ;
str += _T(" ") + ::Error_FormatMessage(error) ;
str += _T("\r\n") + m_StrOper ;
str += _T("\r\n") + m_StrFile ;
str += _T("\r\n") + m_StrPara ;
}
AfxMessageBox(str) ;
}
SetWindowPos で最前面に
以前から CWnd::SetWindowPos などを使用してウィンドウを最前面にしているツールがいくつかある.
ほとんどの場合これでうまくいっているが,先日テストしていて最前面に移動しない現象を確認.
2 つの exe があり,A.exe から B.exe を起動している.
B.exe はダイアログベースで,そのウィンドウを A.exe のウィンドウより前面に表示するもの.
Spy++ で見ると最前面に移動できた時は WS_EX_TOPMOST がある.
が,うまくいかない場合には WS_EX_TOPMOST がない状態.
いろいろと操作してみたが,なかなか現象が絞れなかった.
結局は B.exe を起動する時,他のウィンドウにフォーカスが移っている?と,最前面にならないみたい.
B.exe の起動をエクスプローラなどから行い,ウィンドウが表示される前にブラウザなどに切替えると最前面にならない.
今回対象のものは,最前面に移動しなくても問題ないと思われるのでこのままとする.
CXxxxDlg::OnCreate が 2 回
「ある操作を行ったとき exe が 2 つ起動する」と報告があった.
言い訳になるが,通常この動作は年に 2 回程度しか通らないもの.また,他の操作により通らないこともある.
その条件になる様に環境を設定して試すと,確かに…
その部分のコードは,何年も変更はしていない.
いろいろと動作を確認していると,VC 10 以前では問題ないが,11 以降で 2 つ起動することがわかった.
その動作の部分のみを抜き出して動作を試した.
int CT_DlG_1Dlg::OnCreate(LPCREATESTRUCT lpCreateStruct)
{
if (CDialog::OnCreate(lpCreateStruct) == -1)
return -1;
// TODO: ここに特定な作成コードを追加してください。
{
HWND HWnd = NULL ;
{
CWnd* mainWnd = AfxGetMainWnd() ;
if (mainWnd != NULL) {
HWnd = mainWnd->GetSafeHwnd() ;
}
}
HINSTANCE hInst = ::ShellExecute(HWnd,NULL,_T("NotePad.exe"),NULL,NULL,SW_SHOWNORMAL) ;
return -1 ;
}
return 0;
}
MFC の動作が変わったのか,CXxxxDlg::OnCreate が 2 回呼ばれるようになったみたい.
https://itl.mish.work/i_Tools/Doc/blog/vc/TDlg0614.zip
2 回目に呼ばれた時は,何もしないで return -1 とする様に変更予定.
高 DPI 環境の CToolBar
複数のツールバーに対応するために CBitmap を new で生成する様に.
そのために新たに作成しようかと思ったが,既存のままでも良さそうなのでそれを少し修正.
また,次の様に予めボタンの背景を変更してみたが,うまくいかなかった.
{
CDWordArray orgBits ;
DWORD orgBmpSize = bm.bmWidthBytes * bm.bmHeight ;
orgBits.SetSize(orgBmpSize) ;
DWORD orgBitsSize = tb_img.GetBitmapBits(orgBmpSize,orgBits.GetData()) ;
for (DWORD index=0 ; index<orgBitsSize ; index++) {
if (orgBits[index] == 0xc0c0c0) {
orgBits[index] = col3D ;
}
}
tb_img.SetBitmapBits(orgBitsSize,orgBits.GetData()) ;
}
何かの手順が違っているみたいで,環境により?うまくいっている様に見えることもある.
CToolBar ボタン画像
先日の内容で残っているのが,ボタン画像の背景の色.
リソースエディタで 0xC0C0C0 を指定している所が,ボタンの色(::GetSysColor(COLOR_3DFACE))にならない.
何年も前に作成したコードを見ると,0xC0C0C0 を COLOR_3DFACE に置き換えている部分がある.
それでMFC のコード afxtoolbarimages.cpp を眺めていると CMFCToolBarImages::TransparentBlt があった.
その中で ::TransparentBlt を呼出している.
先日のコードの次の部分を ::TransparentBlt に変更してテストすると,
dstDC.StretchBlt(0,0,imageSize.cx,imageSize.cy,&srcDC,0,0,org_size.cx,org_size.cy,SRCCOPY) ;
::TransparentBlt(dstDC.GetSafeHdc(),0,0,imageSize.cx,imageSize.cy,
srcDC.GetSafeHdc(),0,0,org_size.cx,org_size.cy,0xC0C0C0) ;
0xC0C0C0 の部分が描画されていない(透明になっている)ことが確認できたので,
dstDC.FillSolidRect(0,0,imageSize.cx,imageSize.cy,0xf0f0f0) ;
::TransparentBlt(dstDC.GetSafeHdc(),…,0xC0C0C0) ;
::SetStretchBltMode(…,HALFTONE) が効かない?
仮の DC を用意して ::TransparentBlt(そのまま) してそれを ::StretchBlt(リサイズ) の様にしてもダメだった.
TransparentBlt HALFTONE で検索したがあまり有用な情報は引っ掛からなかった.
リサイズして転送する(StretchBlt)前に CBitmap::GetBitmapBits で取り出し 0xC0C0C0 を書き換えるしかないか?
CToolBar ボタンのリサイズ
リサイズ部分を組み込んでみたが
ボタン画像の位置がズレている,DDB に対する操作が何か違っている.
試しに,新しいボタン画像サイズを次の様に求めるとそれなりの高さになった.
newImgSize.cy = newBtnSize.cy – 7 ;
newImgSize.cx = newBtnSize.cx – 7 ;
newImgSize.cy = newBtnSize.cy – 6 ;
これでサイズは良さそう.
{
CSize imageSize = newImgSize ;
imageSize.cx*= btnCount ;
static CBitmap newImg ; // CBitmap* newImg = new CBitmap ;
{
CBitmap tb_img ;
tb_img.LoadBitmap(idr) ;
{
BITMAP bm = {0} ; tb_img.GetBitmap(&bm) ;
CSize org_size = CSize(bm.bmWidth,bm.bmHeight) ;
CDC* wndDC = toolBar->GetDC() ;
newImg.CreateCompatibleBitmap(wndDC,imageSize.cx,imageSize.cy) ;
CDC srcDC ; srcDC.CreateCompatibleDC(wndDC) ;
CDC dstDC ; dstDC.CreateCompatibleDC(wndDC) ;
CBitmap*oldSrcBmp = srcDC.SelectObject(&tb_img) ;
CBitmap*oldDstBmp = dstDC.SelectObject(&newImg) ;
::SetStretchBltMode(dstDC.GetSafeHdc(),HALFTONE) ;
dstDC.StretchBlt(0,0,imageSize.cx,imageSize.cy,
&srcDC,0,0,org_size.cx,org_size.cy,SRCCOPY) ;
srcDC.SelectObject(oldSrcBmp) ;
dstDC.SelectObject(oldDstBmp) ;
}
}
toolBar->SetBitmap(newImg) ;
}
static CBitmap newImg としているため,複数のツールバーには対応していません.
CBitmap* newImg = new CBitmap の様にして終了時開放する必要があります.
CBitmap のコピー
次の所を参考に CBitmap のリサイズ …
How do you scale a CBitmap object?
1 回はリサイズできているが,コピー動作の部分が違っているみたいで正しく表示できない.
検索してみたがあまりわかりやすいコードに引っ掛からなかった.
Copilot で問合わせると
// 元のビットマップ
CBitmap originalBitmap;
// ... (originalBitmap を適切に初期化)
// コピーするビットマップ
CBitmap copiedBitmap;
// 元のビットマップの情報を取得
BITMAP bitmapInfo;
originalBitmap.GetBitmap(&bitmapInfo);
// コピーするビットマップを作成
copiedBitmap.CreateBitmap(bitmapInfo.bmWidth, bitmapInfo.bmHeight, bitmapInfo.bmPlanes, bitmapInfo.bmBitsPixel, NULL);
// 元のビットマップのビットを取得
BYTE* pBits = new BYTE[bitmapInfo.bmWidthBytes * bitmapInfo.bmHeight];
originalBitmap.GetBitmapBits(bitmapInfo.bmWidthBytes * bitmapInfo.bmHeight, pBits);
// コピーするビットマップにビットを設定
copiedBitmap.SetBitmapBits(bitmapInfo.bmWidthBytes * bitmapInfo.bmHeight, pBits);
// メモリを解放
delete [] pBits;
関数として書き直し.
CBitmap* Copy_CBitmap (CBitmap* src)
{
CBitmap* dst = new CBitmap ;
BITMAP bm ;
src->GetBitmap(&bm) ;
dst->CreateBitmap(bm.bmWidth,bm.bmHeight,bm.bmPlanes,bm.bmBitsPixel,NULL) ;
BYTE* pBits = new BYTE[bm.bmWidthBytes*bm.bmHeight] ;
src->GetBitmapBits(bm.bmWidthBytes*bm.bmHeight,pBits) ;
dst->SetBitmapBits(bm.bmWidthBytes*bm.bmHeight,pBits) ;
delete[] pBits ;
return dst ;
}
何とかコピーを表示できた.
https://itl.mish.work/i_Tools/Doc/blog/migrate/T_CB0606.zip
mfc140ud.dll が見つからない …
「mfc140u.dll が見つからない…」の場合は
Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ
VC 2019 でデバッグビルドして実行すると,
—————————
Test.exe – システム エラー
—————————
mfc140ud.dll が見つからないため、コードの実行を続行できません。プログラムを再インストールすると、この問題が解決する可能性があります。
—————————
OK
—————————
ファイル名の所は MSVCP140D.dll などもある.
また exe は VC 2015 以降でデバッグビルドしたもの.
原因はわかっている.先日 VS 2022 のアップデートがあった.
その時 Win11 環境はうまくできたが Win10 環境では何故か失敗したため.
どうしたものか…
「VS Installer」の「VS 2022」で「変更」を選択,そのまま進めるとダウンロード,インストールが始まった.
「修復」の方が良かったみたいだが …